墓石に使われる石材には様々な種類があります。石材は取れる産地によって色や材質、耐久性が様々で、その風土に合った石材が墓石として使われてきました。
石材が本格的に輸入され始めたのは約40年前。約20年前には中国・福建省で初めて日本の業者との合弁工場が設立し、墓石の加工が始められました。その後、現在に至るまで、中国産墓石は原石においても製品においても、国内産とは大きな価格差を有し、品質面でも急速に改善されつつあるため、現在では墓石や外柵などの製品は圧倒的に中国産が多くなっています。石材店へのアンケート調査においても中国産墓石の取扱いは群を抜いて多く、価格の割に高級感があるというところが人気の秘密のようです。 中国の石材の産地は福建省が中心。その他、黒龍江省、山東省、山西省などの産地があり、省ごとに数字によって表示されるのが一般的です。
最もポピュラーな中国白小目で、埋蔵量も多く世界で一番安い御影石とされている。
薄いピンク色をした、G603と並び日本ではよく知られた石材。日本で最も多く使われている中国石。
グレー系の中目石。他に長康、ホ田、角美、屏南、平和などのG654もある。
典型的な白小目。青系と白系がある。
黒系で小目の中国を代表する黒御影。インド産や南アフリカ産に比べ価格的に安い。
落ち着きのある風合いの濃緑色で小目の石。
グレー系で糠目。山梨県産の山崎石に類似しているため、「中国山崎」とも呼ばれる。
白系で小目。真壁石に似ており、外柵でよく使われる。
目が細かく細工がしやすい石材。彫刻材として使用される。
ピンク色の小目。「桜御影」とも呼ばれる。建材や洋型墓石、外柵に使われる。
大島石に類似した白系で小目の石材。関西や九州地区に多い。
グレー系の中目。光沢度がよく、吸水率も低い。通称「中国浮金」。
白系で中目。稲田石に類似し、品質が安定している。
きめの細かい粒子を持つ、落ち着いた色合いの灰色系花崗岩。山崎石に類似。
落ち着いた色合いの茶褐色の御影石。
中国の緑系を代表する最高級石材。洋型墓石として人気がある。
ピンク系の中目の石材。洋型墓石、外柵用として使われる。
庵治石に似た白系の石材。通称「中国青庵治」。
真壁石に似た白系の中目の石材。墓石、外柵に使われ、品質は安定している。
白系の中目の石。やや青みがある。硬度があり吸水率も低い。関西で人気がある。