お墓は故人や先祖を供養する大切なもの、末代まで残る故人の生の証です。
お墓を建てるには、まず墓地や石材店を選ぶ必要があります。よい墓地や石材店を選ぶには、お墓を建てる手順・流れについて知っておくことが大切です。
下記にお墓を建立するまでの流れについてまとめました。
墓地・霊園は、宗旨・宗派や環境・アクセス、予算などを考慮して選択します。また、墓地・霊園によっては石材店を自由に選ぶことができない場合があるため、どの石材店と契約しているのかを事前に把握しておくことが大切です。購入の際は、契約内容や使用規定についてよく確認し、実際に墓地を見学して雰囲気を確認しておくのがよいでしょう。
品揃えのきちんとした展示場があること、品質表示を明確にしていることなどがいい石材店である条件です。墓地を選ぶ前に石材店を決め、そこから墓地や霊園を紹介してもらうという方法もあります。
墓石の形は、和型・洋型のほか、オリジナルデザインで作るケースも多くなってきました。石材の種類、墓石に彫る文字、付属品などについても石材店と納得のいくまで打ち合わせておきましょう。完成予想図やお墓に損傷があった場合のアフターサービスなども確認しておくべきです。墓地や霊園、石材店を見学し、実際に建てられた墓石を見ておくことも大切です。
墓石の工事を行う際は墓地の管理事務所に施工の申請をしますが、通常は石材店が代行してやってくれます。石材の加工から墓石の据え付け工事完了までは数週間ほどかかるのが普通です。
墓石の据え付けが終わると、仏式の場合、遺骨を納めるまでに「開眼法要」と「納骨法要」を行わなければなりません。開眼法要とは、僧侶にお経を読んでもらい墓石に魂を入れるという儀式です。既に遺骨がある場合は、開眼法要と納骨法要を一緒に行うことが多いようです。